この記事は、某人材最大手で採用担当を務めたのち、営業として求人メディアを売ったこともある、転職サイトの裏側を知り尽くしている筆者が、これから転職活動を行う20代の転職者向けに、おすすめ転職サイトと転職エージェントを比較してみました。公開求人数や非公開求人数を転職サイトと転職エージェントごとに比較し、ランキングにしています。
20代の転職における転職サイトの選び方
20代での転職は職歴が浅いため、転職サイトだけでなく、転職エージェントも活用して効率的に進めるのが良いです。選び方として、まずは大手の総合転職サイトや転職エージェントを利用するのがおすすめです。
また、転職サイトや転職エージェントを利用する上で、経験社数や社歴の浅い20代での転職でおすすめなのが、転職サイトで応募したい企業や求人を探し、転職エージェントを通じて応募する方法です。
具体的には下記の手順で転職活動を進めていきます。
- 20代に強い転職サイトに登録する
- 転職サイトで求人情報を検索する
- 気になった求人を転職エージェントに伝える
- 転職エージェントから推薦状付きで応募する
上記の方法を使うことで、転職サイトの自己応募だけでは落ちてしまう求人にも通過しやすくなります。
20代の転職は転職サイトや企業HP経由で応募してしまうと、書類選考で落ちてしまう可能性が高くなります。
理由としては、20代の求人を募集している企業の中には、転職サイトからの応募者をスクリーニングするために、学歴フィルターや企業名でフィルターをかけているケースがあるためです。
転職サイトから応募するだけでは機械的に落とされてしまう可能性があるため、転職エージェントを並行して利用し、転職エージェントに推薦してもらうことで、書類選考の通過率を高めるのがおすすめです。
転職エージェントも活用する
気になる求人があるときは、転職サイトから応募するだけなく、転職エージェントも併用して応募してみてください。
転職エージェントに登録すると「面談のご案内」という連絡がメールで届きます。
その後、各転職エージェントの担当者と日程を調整し、60分ほどの面談を通して「自分に合う求人」を紹介してもらう流れになります。その後は書類の添削や面談対策なども行ってくれます。
転職エージェントは基本的に無料で利用することができ、書類の添削から面談、入社時期交渉や年収交渉まで行ってくれます。転職サイトと違って第三者となる転職エージェントがやってくれるので、転職活動をストレスなく効率的に行うことができます。
20代におすすめな転職サイトランキング
20代の転職に役立った転職サイトと転職エージェントのランキングをご紹介します。
1位.doda転職エージェント
20代向け転職サイトの1位は『doda転職エージェント』です。ほかの転職エージェントと比較すると、求人の幅が広く、若手の未経験でも受けられる求人が多くありました。また、転職サイト内の「人気企業ランキング」も役立つので見ておくと良いです。
doda転職エージェントは本当にたくさんの求人を提案してくれるので、いろいろな求人を幅広く見て比較したい、という人に向いてます。転職エージェントとしての機能も大手エージェントの中では高めです。
20代での転職では「数多くの求人」を見ることが大事です。転職サイトと転職エージェントの両方に登録して、多くの求人をもらうのがおすすめです。
2位.マイナビジョブ20’s
20代向け転職サイトの2位は社歴が浅くても利用できる『マイナビジョブ20’s』です。私も20代で利用していましたが、転職サイトに登録しなくても希望を伝えれば求人を紹介してくれるので、ふわっとした状態でも転職相談ができました。
20代に特化した転職エージェントなので、経験年数が浅くても書類選考の通過率など、ほかの転職エージェントと比較しても高かったです。
また、職務経歴書や履歴書について詳しくアドバイスをもらうことができるので、20代での初めての転職や、書類選考が不安な人におすすめです。
3位.type転職エージェント
20代向け転職サイトの3位は『type転職エージェント』です。20代で経験が浅いタイミングでも、日系大手の書類選考を通してくれるという口コミもあります。地方に拠点を持っていないためか、都心企業の求人が多くありました。
都内の求人を探すには良いですが、地方の求人を探すのであれば『リクルートエージェント』など、ほかの転職エージェントを使ったほうが良いです。
type転職エージェントは、面接前に企業の人事担当と直接やりとりしている営業マンから直接、面接対策をしてもらえました。20代で初めて転職した際に利用しましたが、他社の転職エージェントと比較してとても丁寧な印象を受けました。